「ロボアドバイザー」は、利用者の年齢、年収、運用スタイルなどの診断結果をもとにポートフォリオをロボットが提案してくれるので、投資の初心者でも手軽に運用ができるシステム。
「ロボアドバイザー」って何?
最近、資産運用の分野で「AI(人工知能)」の活用が広がっている。
その最右翼が「ロボアドバイザー」です。
「ロボアドバイザー」は、金融とIT(情報技術)を融合した「フィンテック」の中で最も注目されている。
「ロボアドバイザー」は、利用者の年齢、年収、予定運用期間、運用スタイル、運用目的などの診断結果をもとに最適なポートフォリオをロボットが提案してくれるものです。
「ロボアドバイザー」のイメージ
「ロボアドバイザー」のイメージは、下記の通りになります。
1.運用会社のサイトにアクセス
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2.運用スタイル、運用目的など複数の質問に答える
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3.質問の回答からリスク許容度を判定して、最適なポートフォリオを提案
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4.ポートフォリオを確認して投信などを注文する
「ロボアドバイザー」が登場した背景
「ロボアドバイザー」登場の背景は、マイナス金利導入による預貯金の金利低下や少子高齢化、不安定な年金制度などの諸問題で、円資産だけではリスクがあることなどで「分散投資」の必要性の高まりが背景にあります。
「ロボアドバイザー」は、個人で分散投資のポートフォリオを組む手間を「AI(人工知能)」を活用することで投資経験の少ない投資初心者でも手軽に「分散投資」が行えるメリットがあります。
「ロボアドバイザー」の注意点
「ロボアドバイザー」の注意点は、
- ロボのアドバイス通りに運用しても、資産が必ず増えるわけではないこと。
- 一般的な「ロボアドバイザー」のできることは、今の時点ではリバランスまでで、資産配分はしてくれないこと。
などが上げられます。
60代前半に仕事をしながら「ロボアドバイザー」活用のメリット
60代前半で仕事をしながら「ロボアドバイザー」の活用のメリットは、
- 「ロボアドバイザー」のポートフォリオを「コア」のポートフォリオとすることで、安定した運用が可能。
- 東日本大震災やリーマンショックなどの想定外とも言えるような出来事がない限りは、「アルコリズム」によって安定的で最適なポートフォリオで運用される確率が高い。
- 仕事をしながらなので、資産運用にかかりきりにならなくても良い。
ロボアドバイザー「THEO」(㈱お金のデザイン)の概要
最大の特徴は、ポートフォリオのメンテナンスを自動化すること。
THEO[テオ] は、アルゴリズムによって自動化されたポートフォリオのメンテナンス機能があります。
メンテナンスの自動化の3つのメリット
POINT1:いつでも最新の運用手法で、資産を効果的に運用
POINT2:人間の行動特性に起因するエラーを排除
POINT3:メンテナンスの手間がかからない
その他の概要
- 世界86の国・地域、62通貨圏、11,000銘柄以上からポートフォリオを作成
- 定期的なリバランスでメンテナンスし最適なパフォーマンスを発揮
- 100、341名が「THEO」を体験(2016年7月24日現在)
- 期待リターンは5.0%(過去8年間のシミュレーションに基づく収益率を年率換算)
- 資産運用の未経験者が47%
- スマートフォンで簡単登録、運用
- 10万円から運用可能
- 売買手数料、出金手数料、為替手数料無料
- 運用手数料は預かり資産1%(3000万円まで)
他社の「ロボアドバイザー」提供状況
- 2015年10月 「スマートフォリオ」(みずほ銀行)
- 2016年 3月 「ポートスター」(三菱UFJ国際投信)
- 2016年 5月 「FUND ME」(カブドットコム証券)
- マネックス・セゾン・バンガード投資顧問会社(2016年夏以降予定)
- 松井証券(2016年内予定)