FX9月中間予想 9月21日にドル円はどう動く?

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9月20日、21日は、日本銀行の金融政策決定会合と米連邦準備理事会(FRB)の米連邦公開市場委員会(FOMC)の同時開催日となり、日銀の追加緩和とFRBの9月利上げがあるか?同時日開催であるが故に注目されている。

日銀の金融政策決定会合までは「ドル高・円安」

まず、日銀は「量的・質的金融緩和」の総括的検証を行うと言っている。

今まで日銀は、「予想物価上昇率」が高まれば、「実質金利」を下げることができ、経済を刺激でき、物価上昇させることができると考え、「量的・質的金融緩和」を実施してきた。

しかしながら、想定外の原油安や米国景気の不透明感からFRBの利上げの先延ばしによって、マイナス金利を導入したにもかかわらず、円安になるどころか円高に振れてしまい、消費者物価は今年7月には0.5%のマイナスに沈んでしまい、「黒田緩和」当初の3年半前にもどってしまった。

今まで、黒田日銀のスタンスは、「サプライズ」によって市場を誘導して円安による景気回復を目指して来たが、今回は9月14日時点でも「マイナス金利の深堀の実施」をもう示唆したり、「2年間での物価目標2%」も期限を設けることで、逆に市場の不信感を招いてしまったとの思いも透けて見えることから、「物価目標2%」は堅持するものの期限は撤廃すると思われる。

前回の「マイナス金利導入」時に結果的に、マイナスの響きや長期金利の思惑以上の低下による金融機関の経営悪化を招いたことに考慮しつつ、「マイナス金利の深堀の実施」を行うものと思われる。

したがって、日銀の金融政策発表までは「ドル高・円安」進むものと思われる。

FRBのFOMC後は9月の利上げ見送りで「ドル安・円高」?

一方、8/26のジャクソンホールの講演でイエレン議長が利上げに前向きな発言をしたことで、ドル円は9月利上げに傾き、8/31には103円台半ばまで「ドル高・円安」が進んだ。

しかし、円安もつかの間で9/2の8月の雇用統計の結果が15万人程度にとどまってしまったことで、一気に「9月利上げシナリオ」の後退を招き、一時、100円台の円高に振れた。

8月の雇用統計発表前には、イエレン議長及びフィッシャー副議長なども利上げに向けた方向で市場と向き合って来た。

だが、9/2を境にFOMCメンバーの発言が「利上げに慎重」な発言が目立つようになった。

8月の雇用統計の結果は予想を下回るものであったが、3ヶ月平均で見た場合は充分利上げの判断できる結果が出ている。失業率もほぼ完全雇用に近い。

また、7~9月期の米経済の実質成長率も3%前後に高まると予想されることから、利上げの条件は整っているように見えるが、市場は原油安や新興国不安などの米国経済への影響を懸念しており、利上げを充分に織り込んでいない。

実際、直近の9月利上げは15%程度しか織り込んでいない。

この段階で利上げすれば大幅なドル高や株安を招き、市場の混乱を招く。

イエレン議長も「利上げは出来るだけ市場の予測しやすく進める」とコメントしている。

このことから、9月の利上げは見送りが最も有力な見方となる。

したがって、FOMC後は「ドル安・円高」に振れると予想される。

9月21日は、日銀の金融政策決定会合後に円安振れ、FOMC後に円高に振れると予想され、現状では日銀の影響より米経済の影響の方が大きいと思われる。

<9/21のドル円予想>

日銀の金融政策決定会合後(104.50円)、FOMC後(101円)と予想される。

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