「広島東洋カープ」の優勝結びついた経営手法は、長期投資で「テンカバー株」の発掘手法と共通する!

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「広島東洋カープ」は、貧乏球団故に独自の経営手法で優勝した!

今週末の1022日(土)から日本シリーズが開幕する。

今年は、25年ぶりにセリーグチャンピオンとなり、クライマックスシリーズを制した「広島東洋カープ」と165kmの剛速球と22ホーマーを記録した大谷を擁してパリーグチャンピオンでクライマックスシリーズを制した「北海道日本ハムファイターズ」が激突する。

戦力は甲乙つけがたく、どちらに軍配が上がるかは見てのお楽しみと言うところだろう。

さて、25年ぶりにセリーグを制覇した「広島東洋カープ」は、プロ野球チームで唯一の市民球団であり長らく万年最下位のお荷物球団あった球団が優勝したわけであるから、広島では「おらがチーム」の優勝で大変な盛り上がりのようです。

私の知り合いの広島ファンは、仕事そっちのけで日本シリーズ終了までは、毎日、ウキウキ気分です。

中日ファンの私にとっては何とも羨ましいかぎりです。

「広島東洋カープ」の優勝の要因は、「MAZDA Zoom-Zoomスタジアムの建設」と「ドラフトの一貫した姿勢」!

 

ところで、毎年のことであるが、巷では野球でもサッカーでも優勝チームの優勝要因が分析されている。

特に今年の「広島東洋カープ」の優勝は、お荷物球団の25年ぶりの優勝であり、選手育成から経営手法など多義にわたり、要因の分析がされている。

この中で、二つの要因が優勝に大きく寄与したと私は思う。

一つは「MAZDA Zoom-Zoomスタジアムの建設」であり、二つ目は「ドラフトの一貫した姿勢」と言える。

MAZDA Zoom-Zoomスタジアム」は、曲がりなりにも野球少年であった私には、「甲子園球場」とともに憧れの球場です。

なんせあの天然芝の球場で野球が出来たら最高です。

「おらがチーム」に対する愛情は最高!

その「MAZDA Zoom-Zoomスタジアムの建設」が優勝の原動力の一つの要因と言うのは、「MAZDA Zoom-Zoomスタジアム」の建設にあたり、当初、11億円の寄付を予定していたが「失われた15年」の景気低迷期で寄付が集まるかどうか心配されていた。

成績低迷に多くの毒舌を聞かされたが、そんな心配も杞憂に終わり、なんと16億円を超える寄付が集まった。

それだけ「おらがチーム」に対する思い入れが深いことの表れと言える。

また、新球場には野球観戦の楽しみだけでなく、バーベキューを楽しめるスペースや寝そべって観戦できる「ネソベリア」など、ファンが楽しめる工夫が多く見られる。

そんな中で「カープ女子」なる言葉も流行するほど女性の観戦も増えて、毎試合、「MAZDA Zoom-Zoomスタジアム」は、真っ赤に染めつくされた。

日本球団で唯一の市民球団だけに「おらがチーム」に対する並外れた「愛情」ある地域の後ろ盾が、あった事が大きな要因として上げられる。

これを投資姿勢に置き換えると、最近はいい意味での「もの言う株主」が話題になっていますが、それだけその企業に愛着があって発展してほしいと願えば、自ずと意見も言うことになりますし、ある意味、愛着の裏返しとも言えます。

貧乏球団故に、将来性を中心とした「ドラフト戦略」と育成プログラムを重視!

第二の要因は、「ドラフトの一貫した姿勢」である。

「広島カープ」のドラフトの姿勢は、一位指名は「即戦力投手」、二位指名以下は「粗削りだが、将来性豊かな野手」と一貫している。

「広島カープ」の現在のレギュラーは外国選手を除き、出戻りの新井を含め全て「生え抜き」の選手で構成されている。

FAで高額で有名選手をかき集めて強くなる球団が当たり前の昨今では、レギュラー選手が生え抜きだけと言うのは、大変珍しいことだと言えます。

市民球団であるが故に、資金が限られる「広島カープ」は、他の金持ち球団のように有名選手を、大金をはたいて獲得する訳にはいかず、自ずと将来に目を向けたドラフト姿勢と育成に力をいれるようになったのでしょう。

それだけに、将来性豊かな選手を見極めるスカウトの目利きと入団してからの育成にプログラムに力を注いだことが、結果としてやっと現れたと言え球団関係者の喜びも一塩ではないでしょうか?

これを投資に置き換えれば、将来性豊かな企業を見極めるための徹底した企業調査と企業分析に力を注ぐことに置き換えられます。

上記のように「広島東洋カープ」の経営姿勢を投資姿勢に置き換えれば、「優勝」と言う「テンバガー株」を発掘しようと思ったら、

  1. これはと思った企業は、その企業に決定的なダメージを与えるような不祥事がない限り、長期にわたって、愛情をもって企業経営を見守る。(長期投資は忍耐力が必要です。)

  2. 徹底した調査と分析を行い将来性豊かな企業を見極める。(その企業の成長に対して確信が持てますし、「おらが企業」的な愛着も湧いてきます。)

ってことが言えると思います。

皆さんも「広島東洋カープ」が「セリーグ優勝」を勝ち取ったように、自分なりの調査方法と分析力を身に着けて、長期投資で将来性豊かな「テンバガー株」を発掘しましょう。

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