60代の収入減は、「住宅ローン」「生命保険料」「自動車関連費用」「携帯電話代」の固定費が見直し対象!
60代前半は、年金が満額支給されない!
サラリーマンが60才以上になると、人それぞれ今までと働き方が変わってきます。
私のように、一度退職して関連会社に再就職というか、再雇用というかする者(私は50代で再就職しましたが・・・)、全く別会社に再就職する者、全く働かない者、自分で事業を起こす者、それぞれ、生活パターンが以前と変わってきます。
私の年代では、60才前半で「老齢厚生年金(報酬比例部分)」の年金が受給できます。
ちなみに私の場合は、62才からの受給です。
老齢厚生年金の定額部分は、私の年齢では受給できません。65才以降に老齢基礎年金(国民年金)として受給できるようになります。
男性ですと、昭和36年4月2日生まれ(女性は昭和41年4月2日生まれ)からは、60代前半(60~65才)までの老齢厚生年金(報酬比例部分)は支給されず、65才から老齢厚生年金+老齢基礎年金(国民年金)の支給になります。
60才以降の「ライフプラン(生活設計)」を考えておく!
従って、私の年齢で全く働かなくなってしまうと、無収入の期間が発生してしまいますので、60才以降にどう生活していくか?いわゆる「60才以降の生き方」を良く考えて、ライフプラン(生活設計)を立てておく必要があります。
まず、考えなければならないことは、サラリーマンが60才以上になると大半の人が「今までより収入が減る」ことになるので、支出を減らすこと考えなければならなくなります。
すぐ思いつくのが「電気」「ガス」「水道」などの無駄をこまめにチェックすることですが、実際は「努力の割りに成果が少ない」です。
例えば、「この夏はエアコンを一切使わない」であればある程度まとまった金額の節約にはなりますが、なかなかシンドイですよね~!
支出の大きい「固定費」の節約を第一に考える!
ならば、「固定費の節約を第一に考える」方が、支出のカットには効果が大きいと思います。
固定費の節約項目としては、「生命保険料」「自動車関連費用」「携帯電話料金」「有料チャンネル放送料」「ゴルフ会員権」などがありますが、これらの項目を自分の60才からの生活スタイルと照らし合わせて節約するようにすれば大きな効果が見込めます。
まず、「住宅ローン」が残っている場合、「残額1,000万円以上」「残存期間10年以上」「2009年以前に借り入れ」の内、1項目でも当てはまれば、マイナス金利導入で過去最低水準の住宅ローン金利になっているので、検討すれば月々の返済額の節約になります。
「生命保険料」は、子供が成人して独立し、住宅ローンも払い終わり、夫婦2人の生活であれば、お父ちゃんが亡くなったら、その後、お母ちゃんが生活できるだけのお金があればいいわけです。
お母ちゃんにはお父ちゃんの遺族年金が支給されますから、贅沢な暮らしをしなければ、今までの死亡保険中心の保険を見直して、病気になったときの手当ての充実した医療保険にウエイトを移せば、生命保険料を減額することも可能になります。
次の「自動車関連費用」も都会に住んでいてあまり車に乗らないでも生活できる環境であれば、
- タクシーの利用
- レンタカーの利用
- カーシェアリング
の利用などを活用すれば、ガソリン代、駐車場代、自動車保険料、自動車関連の税金などの自動車関連費用を大幅に減らすことが可能となります。
また、田舎でどうしても自動車保有が必要な地域の場合でも、環境にやさしい車であれば、ガソリン代や自動車税も安くなるので、自動車の買い替え時期には検討が必要です。
「携帯電話代(特にスマートフォン)」も大きな節約が可能となります。
今は多くの企業が格安スマホを取り扱っており、通信料の上限を3ギガとして定額通話と合わせて、大体、月2,000円強で利用できる。