「マイナス金利」の影響で、今月(10月)から「ゆうちょ銀行」のATM送金手数料が有料になった!
今まで、他行に比べ有利だった「ゆうちょ銀行」の条件が「マイナス金利」の運用難によって、「ゆうちょ銀行」間の振込み手数料の見直しを行った。
具体的には、今まで無料であったゆうちょ銀行間のATMでの振替手数料が2016年10月から、月4回目以降、123円の手数料がかかることになった。
ちなみに、「ゆうちょダイレクト」会員であれば5回目まで無料で6回目以降、113円の手数料になります。
各行は今後、「マイナス金利」が深堀りされると、様々な手数料の値上げを検討しているようです。
例えば、住宅ローンの繰り上げ返済した場合の手数料を高くして、低い金利の銀行のローンに借り換えるのを防ぐことも考えられているようです。
ただ、こんな利用者を無視した手数料の値上げを実施すれば、結局、他行に顧客を奪われてしまうので頭が痛いところでしょう。
ソニー銀行の調査の調査では、コンビニATMで負担する手数料は平均で2,952円だそうです。今の銀行の金利が0.001%で100万円を1年間預けていても10円しか利息が付かないことを考えると、手数料の高さにびっくりしますよね~!
だから、今の自分の銀行や他の銀行の特典をよく調べて、自分の銀行利用に一番適した銀行を選ぶようにしたら、手数料の節約になり居酒屋の飲み代1回分になりますね~!
そこで、各行ともネットのダイレクトバンキング会員優遇策などでATMの引き出し手数料や振込み手数料を無料にすることで顧客のつなぎ止めを行っています。
下記は、主な各行の手数料体系の一覧です。
<日経電子版 NIKKEI STYLE マネー研究所 得々家計参照>(ゆうちょ銀行は2016年9月までの手数料>
流通系の銀行は、百貨店やスーパーのポイントが貯まる
上記以外にも流通系のセブン銀行、イオン銀行などがあります。
この流通系の銀行の特徴は、その流通系の百貨店、スーパー、コンビニや流通系カードを利用するとポイントが貯まる制度を導入していることだと言えます。
流通系の銀行で振込みとかお金を引き出したりした場合、普通の銀行では手数料がとられますが、流通系の銀行では利用額に応じてその手数料をポイントに還元してプレゼントするところもあります。
イオン銀行では、イオン銀行ポイントクラブでの利用金額に応じて「WAONポイント」に還元して、関連流通会社を利用して貰う政策をとっています。
「イオン銀行ポイントクラブ」の具体的なステージ特典は、利用金額が一定期間に10万円以上で「ステージ1」、30万円以上で「ステージ2」、50万円以上で「ステージ3」でお金の引き出しで発生した手数料を1回につき、「108WAONポイント」をプレゼントするものです。
それぞれステージごとに「ステージ1」で月1回、「ステージ2」で月3回、「ステージ3」で月5回までポイント還元されますので、実質的に手数料がかからないことになります。
その他にも、利用額に応じて携帯電話のポイントが貯まるKDDIの「じぶん銀行」、利用額や楽天デビットカードの利用などに応じて「楽天市場」の楽天スーパーポイントに還元される「楽天銀行」なども考えてみてもいいと思います。