「心理的サイフ」分析による長期投資の心理学

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お金の使い方は、その商品、サービスに持つ「価値観」の違いで変わる。人は、価値観の違いで同じ物でもお金を支払う時の痛みが違う「心理的サイフ」を持っている。

その心理をコントロールして、「長期投資」を続けられる精神状態を保つように心がける。

長期投資を継続していると、大幅な下落局面に遭遇することは避けられない!

長期投資を継続していると、相場の上げ下げに一喜一憂してばかりでなかなか穏やかな気持ちで、相場に向き合えないものです。

特に「東日本大震災」、「リーマンショック」、最近では「ブレグジット(英国のEU離脱)」などの大幅な下落局面では、ハラハラ、ドキドキです。

そんな時の心理は、「速く今の持ち分を解消しなければ大幅な損失を抱えてしまう!」、「いつまで、こんな下落が続くのか?」と不安と恐怖で気持ちがパニックに陥ることもあります。

また、自分で色々調査して選んだ銘柄であっても思い通りにいかない場合の方が多いです。そんな時、「今は相場の地合いが悪いから仕方がない。今後は、きっと上向くハズだ!」と自分に言い聞かせることも多々あります。

長期投資をしていると、正直こんな気持ちになることばかりです。でも、それが当たり前の気持ちでそんな時に、「ああ…!今の自分はこんな精神状態なんだなぁ~。」って、客観的に捉えるのと恐怖感から感情的になってしまって、最悪の判断をしてしまうのとでは、長期投資の結果は大幅に違って来ると思います。

「心理的サイフ」で人によって「お金の価値観」の違いがわかる。

「心理的サイフ」って何でしょう?一言で言うと「同じ物を購入する場合でも、人によって価値観が違うので払う金額が違う。」、「その物にお金を払うことに対して、痛いか痛くないか?」と言うことになります。

私の住んでる篠山市今田町は「日本六古窯」に名を連ねる「立杭焼き」の盛んな地区です。

例えば、骨董好きな人にとって「古丹波の壺」が手に入る状況になったら、今やテレビ東京の看板番組である「何でも鑑定団」の出演者と同じ気持ちになり、その壺をどうしても手に入れようと奥さんに内緒で大金を投じてしまいます。

骨董に興味のない奥さんの気持ちは「そんなガラクタに何でも何十万も出費するの!!そんなお金があったら、私を海外旅行に連れてってよ!!」って構図がお決まりになっています。

そして、鑑定の結果、「ざんねん~!!!あ~!!」なんて結果で大爆笑で会場が大盛り上がりの結果で、番組的には最高の結果となります。

このように奥さんにとったら、何の価値もない「骨董」にお金を払うのは「とんでもないこと!」、一方、骨董好きの旦那さんにとったら、「ボーナス全額を費やしても、手に入れたい物!」となります。「価値観」の違いで同じ物への払う金額が違うと言うことです。

この「心理的サイフ」は、私が大学のゼミの卒論のテーマで、「関東人と関西人の気質の違い」を「心理的サイフ」で検証したことを思い出しました。結果は関東人は「ええかっこしい!」、関西人は「お金に細かい!」と一般的に言われているような結果がでたことを覚えています。

ちなみに、この「心理的サイフ」は田中正雄氏、北田修平氏の「心理的サイフ:新しい市場分析指標」を参考に卒論のテーマにしました。

「心理的サイフ」で長期投資の銘柄選択時と継続時の気持ちを整理する。

この「心理的サイフ」のお金の価値観の違いが、長期投資でも銘柄の選択時と継続するか乗り換えるか判断の時に大きく影響してきます。

  • 銘柄選択時:自分が一生懸命資料を集めて選択した銘柄だから、絶対お宝銘柄に間違いないと思い込む気持ちで、気持ちが優先してしまい冷静な判断が出来ない場合がある。
  • 継続時:決定的な悪材料が出てきたにも関わらず、今まで長い間、保有してきて愛着があるので、色々理由を付けて継続的に保有し続けてしまう場合がある。

上記のような心理的な揺れを認識することで、「あ~!今、自分はこんな精神状態でいるんや~!」なんて客観的に自分の気持ちを見つめることができ、冷静な判断ができるようになります。

「長期投資の継続」には、気持ちの「タフ」さが必要

したがって、長期投資の場合は自分の気持ちと向き合って、揺れる心をコントロールできるかが重要になります。

だから、短期投資は自分の心に素直に素早く判断することが求められるのに対して、長期投資の場合はどんな状況にあっても冷静に事態を判断して、ポートフォリオ、個別株の売買に生かして行く必要があるので、「タフ」でないと継続出来ないことになります。

長期投資は、自分の心理の揺れを冷静に判断しつつ、自分の投資した「投資信託」なり「個別株」なりを信用し続ける「タフ」さが最重要になると考えます。

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