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「人口増」と「GDPの拡大」が見込めるアメリカに投資する。
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10年後の未来の常識を予測する。
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イノベーション(新しいアイデアから新しい価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらすこと)を作り出せる企業を見つけ出す。
1.「GDPの拡大」と「人口増」が見込めるアメリカに投資する
「テンバガー(10倍株)」を手に入れる第一は、「人口が増加していて、GDPが拡大している国」に投資するということです。
じゃ、「その国はどこか?」なんですが、今後、第二の中国とも考えられるのが「インド」です。
実際、「インド」は、人口はピラミッド型で若者が多く、今後の人口増が見込めます。
また、GDPも今後の拡大が見込めますので、新興国の中では注目度はナンバーワンです。
それなら、「インドで決まり」と言えそうですが、「テンバガー」を探そうと思うと、そう簡単ではありません。
新興国は、世界的な金融緩和局面では先進国から資金が流入して経済が発展しますが、いったん金融引き締め局面になって資金が先進国に逆流してしまうと、新興国から資金流出してしまいます。
そうなると、体力の弱い新興国は金融危機に見舞われてしまうリスクがあります。
貧困層の多い新興国で金融危機が起こると、暴動などのきっかけになり経済にはマイナスとなり、新しいイノベーション企業が起こりにくいと言えます。
だから、やっぱり「アメリカ」に投資することが、「テンバガー(10倍株)」発掘の王道です。
「アメリカ」は移民の流入も多く、今後も人口の増加が見込めます。(大統領候補のトランプ氏は、「メキシコとの国境に壁を作る」なんて馬鹿な事を言ってますが)
「アメリカ」は、移民の国であるので、日本みたいに「あうんの呼吸」なんて感覚はありません。
とことん意見を戦わしてして意見をまとめて行くことで、新しいイノベーションが生まれ、GDPが拡大して行く構図になってます。
たとえば、10年前に比べた株価は、「アマゾン(14倍)」「アップル(13倍)」「グーグル(4倍)」「フェイスブック(3倍上場の4年前比)」などです。
株価指数でみても、S&P500は1.7倍に対し、TOPIXは1.0倍です。
「アメリカ」は下記のグラフのようにずっと右肩上がりです。
(出典 : 世界経済のネタ帳 ダウ平均株価の推移 : http://ecodb.net/stock/dow.html)
これが「テンバガー(10倍株)」は「アメリカ」に投資すると言うことです。
2. 10年後の未来の常識を予測する。
「10年後の未来の常識を予測する」ことは、普通に考えると、そう簡単ではありません。
だけど、一つの目安みたいなものがあります。
それは、「今、既存の体制に嫌われているところ」とか「既存の体制と戦っているところ」が目安になります。
いわゆる「今は受け入れられているとは言えない」とか「既存の規制の枠外で問題視されている」ものが「10年後の未来の常識」になりえるものと言えると思います。
具体的には、
- 事故を起こした場合の責任などの法律が追い付かいない「自動運転技術」
- 爆発物が搭載されればテロの悪用も可能な「ドローン技術」
- タクシードライバーの生活権の侵害が問題視される「ライドシェア(ウーバーテクノロジー)」
- 騒音の問題などが新聞を賑わす「民泊(エアービーアンドビー)」
などがピックアップされます。
この中からその業界のトップ企業に投資すれば「10年後の未来の常識」に限りなく近づき、「テンバガー(10倍株)」の可能性のある企業も見えてくるのではないでしょうか?
3. イノベーション(新しいアイデアから新しい価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらすこと)を作り出せる企業を見つけ出す。
かつての日本には、イノベーションあふれる企業が多くあった。
チンパンジーが「ウォークマン」を聞き入るCMが印象的だった「ソニー」。
アメリカの排ガス規制に敢然と立ち向かって「シビック」でCVCCを採用してアメリカの自動車業界の景色を一遍させた「ホンダ」。
などなど・・・・・!
よく見てみれば、この時期は日本が人口も増加して人々の生活向上に対するニーズが高いことが、日本企業がイノベーションを生む活力があった時代ともいえます。
だから、必然駅にこの時期の日本のGDPは拡大していました。
今の日本は、デフレで何にも投資しないでお金を貯めこんでおれば、何とか生活できたし企業も大きな発展は望めなくても、お金さえため込んでおけば経営できるから、新しいことに資金を投入することなんてない時代になってしまっています。
今後も「アベノミクス」で一瞬、景気が上向く気配を見せましたが、如何せん人口減少が現実とものとなった日本には、GDPの拡大する余地はありません。
だから、イノベーションを作り出せる企業は、日本にはあまり見当たらないし、たとえ成長企業を見つけたとしても、国の価値が低下して行く中での一企業の成長はあまり効率的とは言えません。
でも、アメリカに目を向けると、イノベーションのあふれた企業が目白押しです。
もう言うまでもないですよね。